ssb【000】食べ物を美味しそうに撮影するコツ2 〜光
公開日:
:
最終更新日:2014/05/21
小さなお店のバイブル 集客・開業・開店, ネット集客のヒント, 番外編
撮影するコツということで、前回は「アングル」の説明をしました。
アングルが失敗するとその後どうやっても直せない事が多い
のでぜひ気をつけて下さい。
こんにちは!伊藤です。
さて今回は「光」についてです。
「光」についいては後から加工でどうにかなる部分が多いのですが
あくまでそれは「プロ」にとってということになりますし
プロでも直せない部分もあります。
ですので、撮影の段階でうまく撮れればそれにこしたことはありません。
という訳で、撮影のコツ2は
「光」を意識して撮ってみよう!
です!
それでは写真を見てみましょう。
これが初心者がやる一番多い失敗です!
何が悪いのか?
「そんなに悪くないんじゃない?」
ごめんなさい。失敗写真が下手で(笑)
「フラッシュ」を焚いてしまっているんですね!
「フラッシュ焚いちゃダメなの?」
ダメです!
そもそもフラッシュが必要なくらい
暗い場所で撮影している時点で厳しいです。
お店の雰囲気を出したい…
などどうしても暗いところで撮影したいなら
三脚を使って「フラッシュ無し」で撮影しましょう!
見本の写真はそれほど悪くは見えませんが
失敗する人のほとんどは
かなり暗い場所で撮影されてますので
もっとひどい写真になります。
なぜフラッシュを焚くとダメなのか?
美術の授業みたいですが
人間は普段太陽の光など「上からの光」を基本に生活しています。
つまり「上からの光」が当たっているモノが
より自然に見えるんですね。
自然に見える方が美味しく感じる。
「フラッシュ」を焚くとどうでしょう?
フラッシュは自分の側から光が発せられます。
つまり「上」ではないということ。
さらに言うと「影」はどちらにできるでしょう?
「フラッシュ」を焚くと手前から奥に向かって影ができます。
そうすると見た目「影がなくなってしまう」んですね。
影が無いという事は
モノの立体感がなくなってしまうんです。
つまり「のっぺりとした写真」になってしまう。
美味しそうに撮るにはこの逆をいったらいい訳です。
つまりモノが立体的に見えるように撮る。
そのためには「光」は
上横から光が入るような場所で撮影するとうまくいきます。
※プロはやや逆光気味に上斜め前から光を入れて手前の影をリフレクターなどで和らげて撮影します
次の写真です。
何が悪いのでしょう?
そう、オレンジ色の照明があたっているんですね。
※この写真は加工によってオレンジの光があたっているようにみせています。
実際にはもう少し違った雰囲気の写真になります。
よく蛍光灯で「電球色」とか「昼白色」とかって説明がかいてありますね。
「昼白色」つまり「太陽の光の色」という意味です。
そう「太陽の光」は白いんですね。
それに対して「電球色」の照明はオレンジ色です。
2種類の光が入ると人間の目には不自然に感じます。
ここでも「自然な方がより美味しそうに見える」と
そういうわけです。
少なくとも1種類の光の中で撮影してください!
そうして撮影したのがこれ。
光については後で加工出来ると言いましたが
一番簡単に直せるのが
「若干暗いかな?」くらいの写真。
明るくするのは簡単です。
それに少しコントラストを付けます。
※コントラスト:色にメリハリをつけること
そんな調性したのがこれ
どうです?
美味しそうでしょう?
撮影のコツ2-1
・フラッシュは焚かない!
撮影のコツ2-2
・光は上横から入れる!
撮影のコツ2-3
・光は1種類にする!
それではまた。
※追伸1
フラッシュ無しの撮影ってどうやるの?
カメラによって違うかもしれませんが
カミナリマークがフラッシュのマークです。
説明書を読んでみて下さいね。
私は普段ほとんどフラッシュを使わないようにしているので
いつもフラッシュ禁止になっています。
フラッシュを使う時だけ解除します。
※追伸2
プロのカメラマンでもフラッシュ使っている場合がありますね。
でもよく見て下さい。
フラッシュが前を向いていないんです。
どこを向いているか?
天井です。
天井に光を反射させて
上から光があたるようにしてるんですね。
※追伸3
前回の記事「アングル」についても
もし読んでなければ読んでみて下さいね。
http://yoshiakito.com/post-482/
後で直すことがほとんどできないので
「光」よりも重要です。
※追伸4
食べ物を美味しく撮影するには前回述べたとおり
けっこう近づいて撮るとうまくいきます。
アップとか接写とかマクロとかいいます。
私はこの接写ができる=限りなく撮影物に近づいて撮れることを重視してカメラを買いました。
私の使っているカメラの後継機(私のはCX3)
ちなみに1cmまで寄れます。
このくらいまで寄れると
撮影範囲を気にせず近寄って撮れるので
撮影が楽です。
まだカメラを持ってない人は参考にしてくださいね。
もちろん一眼レフのカメラがあればそのほうがいいですが
使いこなすのも難しかったりします。
※追伸5
撮影協力:「ありあけ山のcafe」
ショートケーキ/450円
これで450円?ボリュームたっぷりで驚きのケーキです!!
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