ssb【番外編】日本のマーケティングはここから始まった?! 〜竹田陽一 ランチェスター戦略
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小さなお店のバイブル 集客・開業・開店, 悩みがあったら本を探せ!, 番外編
竹田陽一さんは、1983年に「ランチェスター経営」という会社を創業し
以来、中小企業のコンサルティングを続けている
日本の元祖マーケティング・コンサルタント。
こんにちは!伊藤です。
今回は竹田陽一さんとその著書の紹介です。
マーケティングっていうのは商品をどうやったら沢山売れるか?
ってこと。
竹田さんは、ランチェスターの法則という
一見マーケティングとは関係のない法則を応用して
実践、実績を上げてきました。
ランチェスターの法則って?
イギリスのランチェスターさんが唱えた戦争時における次のような法則のこと
- 第一の法則:攻撃力=兵力数x武器性能
- 第二の法則:攻撃力=兵力数の2乗x武器性能
で、具体的にはどんな事なの?っていうと
簡単にいえば
「小さい会社」と「大きな会社」では戦い方が違いますよ!
って事。
世の中に出回っている「成功」はほとんど「大きな会社」の話。
「小さな会社」が真似をしてもうまく行きません。
日本の会社はほとんどが「小さな会社」
そんな小さな会社がどうやったら生き残っていけるか?
簡単にまとめると
「小さな1番」を作って徐々に大きくしていきましょう!
ってこと。
小さなジャンルで1番をとる
小さな地域で一番をとる
その積み重ねで勝てる部分を大きくしていく…
って感じ。
今、マーケティングって言うと
ランチェスター戦略っていうのは
「分かっていて当たり前」
的な感じがします。
これから何らかの販売や
マーケティング、経営に関わる人は
ひと通り理解しておくべきことなのかな?
と思います。
そんな竹田さんの著書を以下に紹介します。
小さな会社☆儲けのルール ―ランチェスター経営7つの成功戦略 竹田 陽一、 栢野 克己 (2002/11/1)フォレスト出版
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ランチェスターの基本的な考え方から
商品戦略、エリア戦略、顧客戦略の実例まで。
10年以上昔の本ですので
実例には今では使い古されたような方法もあったり
時代的に合わない内容もあります。
しかし、基本原理を知る…という一点のみでも
この本を買う価値はあると思います。
また名刺の作り方など
今でも通用する実践例もあります。
小さな会社☆社長のルール 竹田 陽一 (2003/7/19)フォレスト出版
![]() |
「儲けのルール」では基本的な考え方
「社長のルール」ではどうやって会社を作っていくか?
ということが書かれています。
ひとつは経営というのは経理ではない!ということ。
経費を削減する前に、分配をきちんとする前に
そもそもお客さんがいなければ会社は成り立ちません。
では、どの業務をどんな割合で配分したら良いのか?
そんなことが書かれています。
なんだかんだと色々な話の中に良く出てくる「パレートの法則」についても解説されています。
いわゆる「80対20の法則」といえばピンとくる人もいるのではないでしょうか?
小さな会社☆集客のルール ランチェスター経営 ホームページ成功戦略 佐藤 元相、 竹田 陽一 (2005/1/19)フォレスト出版
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タイトルの通り、ホームページの作り方についての解説。
作り方といっても「内容」の話。
私の本業なのでよく分かる。
「見た目のきれいなホームページ」と
「売上をあげるホームページ」
これはまったく別物。
「見た目のきれいなホームページ」の制作会社は多いが
「売上をあげるホームページ」を作ることの出来る制作会社はほとんどいない。
では「見た目のきれいなホームページ」を作る制作会社に
どうやったら売れるホームページを作ってもらうかと言ったら
それはもう「細かく指示」するしかない。
それも会社のことをよく知っている「社長」もしくは「トップ営業マン」
事務員と制作会社にまかせて
売れるホームページが出来るわけもない。
それで、どんな内容を載っけていったらいいか?
というのが本書の内容。
小さな会社☆NO.1のルール ランチェスター経営1位作りの成功戦略 竹田 陽一、 佐藤 元相 (2006/1/17)フォレスト出版
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ランチェスター戦略のキモ
商品で1位を作る方法を
ステップ形式で具体的に実践しやすいように解説。
小さな会社は「1通の感謝コミ」で儲けなさい―まごころを伝えるはがき、FAX、メールの総活用法 竹田 陽一 (2004/1/28)中経出版
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名刺、電話、ファックス、ハガキ…そしてメール
お客様と接するこれらのツールが
お客様満足にとっても重要だってこと。
そして多くの方が
効果があるだろうことを分かってはいても
面倒でなかなか継続、実践出来ない。
それ故にやっている人が少なく
効果も高い…って事だろうか?
名刺などは一度作ってしまえば
あとは面倒があるわけでもないので
実践が難しいことばかりってわけではない。
今回は竹田陽一さんとその著書の紹介でした。
それでは。
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