ssb【000】物ではなく事を売る 体験を売る
公開日:
:
最終更新日:2014/04/15
小さなお店のバイブル 集客・開業・開店, 番外編
こんにちは!伊藤です。
最近(というかかなり前から)「アメーバピグ」って流行ってますね。
今日は箸休め的なお話です。
前回「物ではなく事を売れ」なんて言ってましたけど
最近は「体験を売る」といい、なんて事がよく言われます。
「自然にかこまれて優雅なティータイム」
これも体験と言えますが
ここでいう体験は
「蕎麦打ち体験」とか「農業体験」とかより具体的な体験という事です。
そこで「アメーバピグ」
知らない方のために簡単に説明しますと
ネット上の仮想の世界でお庭を作ったり釣りをしたり、カジノに行ったりする「ゲーム」です。
お子さんがいらっしゃる方は知っている方が多いと思います。
小学生の利用者がけっこういるようですから。
この「アメーバピグ」は体験ということでは
ひとつの究極の答えを出していると思います。
ネット上の仮想の世界で
お庭を作って世話をする「体験」を楽しむ
釣りをする「体験」を楽しむ
カジノでギャンブルをする「体験」を楽しむ
基本的には「無料」で遊ぶ事ができるのですが
「お金」を払う事でさらに色々なことが出来るようになります。
※お金=リアルなお金=現金です
簡単に言うとお金を支払うと
「ゲームを有利に進める事ができる」ようになります。
例えば
お庭では「○○を作りなさい」というミッション(指令)がでます。
これをクリア(達成)するとアイテム(仮想世界上の物)がもらえるわけです。
お金を使うとミッションをクリアしやすくなります。
つまりお金を使うと
その結果「希少な物」が手に入りやすくなるようになっています。
私が究極といったのはこの点です!
この「希少な物」はあくまで仮想世界のものであって
現実のものではないわけです!
しかしその「物」
現実には何もない物
仮想世界の中だけの物を手に入れるために
リアルの「お金」を支払う人がいるという事です!
???
理解出来ない人もいるのではないでしょうか?
「だって現実の物じゃないんだよ!?」
「そんな事にお金を使うヤツは馬鹿だ!」
そういう方もいるかもしれません。
しかし現実としてお金を使う人がたくさんいるわけです。
これは何かというと
もう「究極の体験」と言わざるを得ないのではないかと。
「希少な物」にお金を払っているようでいて
その実「希少な物を持っているという優越感をもてる」という事(体験)
あるいは「ミッションをクリアできる」という事(体験)
に対してお金を払っているのではないでしょうか!
ちょっと無理矢理まとめますと
「体験」を売れば
「現実には無い物でも売れる!」
という事!
いかに「体験」を売るということが強力か!
という事をお伝えしたかったわけです。
それではまた。
※追伸
余談ですが
「アメーピグ」
興味を持たれる方もいるかもしれません。
「はまる」方も多いようです。
あまりオススメしません。
もしやる場合でもほどほどがいいと思いますよ。
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