ssb【004】商売の基本 なぜ失敗しやすいのか?
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小さなお店のバイブル 集客・開業・開店
そもそも商売って何かって考えた事、ありますか?
いや、べつにそんなこと知らなくても商売はできるんですよ。
でも、知っていた方が失敗しないかもしれませんね。
こんにちは!伊藤です。
今日は
- 価値
- 商売の難易度
- 稼ぐという事の本質
- 一番大切な事
について話したいと思います。
基本的な価値と付加価値
商売というのは「価値」と「お金」を交換するという事で成り立っています。
では「価値」とは何でしょうか?
「価値」には、そのものが持つ「基本的な価値」と「付加価値」があります。
例えば飲食店なら
「お客さんのお腹を満たす」これは食べ物がもつ基本的な価値です。
「食べる場所を提供する」これはお店という形がもつ基本的な価値です。
それに対して
「料理が普通より美味しい」
「リラックス出来る空間」
「店員さんとの楽しいおしゃべり」
といったようなことは、付加価値と言えます。
一昔前までは「基本的な価値」がしっかりしていれば
そこそこ飲食店を成功させる事ができました。
今では他の店よりいかに「付加価値」をつけるか?
が成功のポイントとなっています。
なぜ今と昔はこれほどまでに違うのでしょうか?
商売の難易度
あなたはこんな事を感じた事はないでしょうか?
「こんな社長たいしたこと無いのに、よく会社を興せたな…」
「昔はもっと簡単に飲食店を成功させられた気がする…」
そう感じたことは気のせいでも何でもなく
まったくの事実です。
現実として高度経済成長期には商売の難易度が低かったと言えます。
つまり商売を始めて成功する確率が高い。
現在の状況を見るとどうでしょう?
どんどん赤字の会社が増え
新規で開業するお店が1年以内に閉店する割合は6割とも言われています。
高度経済成長…というと何だか成長期だから商売が楽だったのか…
と思いがちですが、ではなぜ成長期になったのでしょうか?
結論は簡単です。
「人が増えた」
これだけです。
人が増えているところでの商売は難易度が低いのです。
なぜなら人が増えれば需要に対し供給も増えなければ追いつかないので
供給不足…つまりお店が足りないという状況になるからです。
人が減っていく状況では
当たり前ですが逆のことがおきます。
需要に対し供給があまる。
お店があまるという状況です。
こういった状況では
競争が激化し
「基本的価値」だけでなく
いかにより高い「付加価値」を付けるか?
が商売の成功を左右します。
今日本は全体的に人口が減少に向かっています。
つまり日本で商売をするのはとても難易度が高くなっているということ。
日本での商売は難しくなっているのです。
日本という大きな単位でなく
もっと小さな商圏単位でも同じ事がいえます。
飲食店などはその商圏についてどうか?
という部分が重要ですので
その難易度を決めるのは
地域の人口が増えてきているか
それとも減ってきているか、横ばいか?
そういったことになるでしょう。
商売を始めるなら
人口の増えている地域を選ぶ。
まずこのことがその商売がうまくいくか行かないかの
最初の分かれ道となるでしょう。
いっそのこと日本を離れて
人口の増えてきている他の国で…。
それもひとつの答えだと思います。
お金を稼ぐという事の本質
お金を稼ぐという事はどういう事でしょうか?
私はひとつの結論にいたりました。
それは
「どれだけ人を集められるか?」
これがお金を稼ぐ…ということの本質であると。
例えば飲食店なら
その食べ物の美味しさや雰囲気の魅力でどれだけ人を集められるか?
例えば芸能人なら
その人の魅力でどれだけ人を集められるか?
例えば商品なら
その商品の魅力でどれだけ人を集められるか?
もちろん集める人の数だけでなく、どういった人を集められるかも
稼ぎの大きさに反映されます。
お金持ちの人をたくさん集められれば
それだけたくさん稼ぐ事ができます。
お金を持っていない人を
どれだけたくさん集めても
あまり稼ぐ事はできません。
まとめ 一番大切な事
今回は
「価値」
「商売の難易度」
「稼ぐということの本質」
を話してきましたが
一番大切な事は
何が「価値」を作り出すか?ということ。
何が「価値」を作り出すのでしょうか?
それは「喜んで欲しい!」という気持ち。
お客さんの「美味しかった!」という笑顔を見たい!
という気持ちです。
すべての商売は人に喜びを与えることで成り立っています。
「お客さんに喜んで欲しい!」から
こんな料理はどうだろう?とか
こんな雰囲気はどうだろう?とか
こうしたら居心地がいいのでは?とか
こんなサービスが喜んでもらえるのでは?とか
考えるわけです。
そんなサービスが「付加価値」となって
お店を成功に導くのです。
ぜひあなたも
「お客さんに喜んでもらう」
「付加価値」を提供するサービスで
あるいは、あなた自身の魅力で
「多くの人を集めて」
あなたのお店を繁盛させてくださいね。
それでは。
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