house【003】雨が漏りやすい家ってどんな家？

雨が漏りやすい家ってどんな家だか分かりますか？
手抜き工事の家！
「正解！」…と言いたいところですが
今回それはなしで。

こんにちは！伊藤です。

雨が漏りやすい家ってどんな家かというと
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屋根が複雑な家です。
言われてみれば当たり前ですね！

「谷」の部分がある屋根は
雨漏りしやすい…
そんな事をよく言われます。
※ちょうど写真の人が登っている左の屋根と屋根のぶつかったところが谷

もうひとつ「ルーフバルコニー」というのがあります。
ルーフバルコニーというのは
屋根（ルーフ）であり、バルコニーである…
よくあるのはバルコニーの下が
一階の居室になっているものですね。

これ、正直言って雨漏りの原因になりやすいです。
最近は防水工事がしっかりしてきているとは思います。
ただ、いまだにしっかり工事されていない事も多いですし
もし、年数が経ってしっかりメンテナンスされなかったらどうでしょう？

外壁や屋根もメンテナンスの時期がきて
色が薄くなったり苔むしてきているのに
再塗装されていない家
たくさん見かけますね！

屋根はまだその形状から
水は溜まりませんが
バルコニーは水が溜まります。

何らかの原因で防水がダメになったら
その時は即雨漏り…
そんなリスクのあるものだと覚えておいて下さい。

じゃあ雨漏りしにくい家っていうと…
シンプルな屋根の家って事です。

で、結論を言うと
四角の家にシンプルな屋根をかける…
これが一番雨漏りしにくい家といえます。

雨漏りのことだけなら
ここまでする必要は無いかもしれませんが…。
この続きは次回。


追伸
屋根の勾配、つまり傾きですが
急と緩いものの違い

勾配が緩いと雨がゆっくり落ちます。
つまり屋根面に長く水分がとどまるので
屋根が傷みやすい＝メンテナンスの時期が早く来る。

急だと雨が早く落ちるので
比較的屋根の傷みは遅いです。

ただし、メンテナンスで急勾配の屋根は
足場の費用が余分にかかるので
どちらがいいかは一概に言えません。

雪の降る地域について
一昔前は屋根を急勾配にして
雪が自然に落ちるように…なんて言われましたが
今は雪が落ちる時に事故が起こりやすいという事で
逆に落ちないような緩勾配の屋根（陸屋根）
無落雪屋根…が主流になっているようです。

参考まで。